性行為の対価に偽造した1万円札を手渡す 20歳男に懲役3年・執行猶予5年 福井地裁
2023年、自宅で1万円札を偽造したなどとして、通貨偽造・行使などの罪に問われた20代の男の裁判員裁判で、福井地方裁判所は15日、男に懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。 通貨偽造や行使などの罪に問われたのは、越前町天宝のアルバイト従業員、川上史也被告(29)です。 判決文によりますと川上被告は2023年9月、自宅でカラープリンターなどを使って1万円札1枚を偽造し、マッチングアプリで知り合った女性に、性行為の対価として手渡したということです。 内山孝一裁判長は「川上被告は女性に偽札を見破られても偽造を繰り返し、法規範を守る意識を欠いている。通貨に対する信用を害した程度を過小評価することはできない」としました。その一方で、反省の態度を示していることなどは認め、検察の懲役4年の求刑に対して、懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。
福井テレビ