今のフォームはサカをも超えている? チェルシーで16ゴールも挙げるパルマーの急成長「現チェルシー最高の選手」
悩むイングランド代表の人選
現在のイングランド代表は優秀な若手タレントが多く揃っており、以前から激しいメンバー争いが展開されてきた。 今季新たに名乗りを上げたのは、チェルシーの中心人物となったMFコール・パルマー(21)だ。 昨季まではプレミアリーグでの実績がほとんどなかったが、チェルシーに加入した今季はすでにリーグ戦で16ゴール8アシストを記録。相手のタイミングを外すドリブルも冴え渡っていて、一気に評価を上げてきたのだ。 パルマーはレフティーのアタッカーで、右ウイングかトップ下がメインポジションとなる。イングランド代表ではアーセナルFWブカヨ・サカがレフティーの右ウイングとして君臨しているが、リヴァプールなどでプレイしたダニー・マーフィー氏はパルマーの実力がサカにも負けていないと主張する。 「彼はすでに現チェルシー最高の選手だ。彼の領域に近い者はいない。サカは素晴らしい選手だし、私は彼が大好きだ。決してパルマーがサカより優れた右ウイングだと言っているわけではないが、それでもパルマーのオールラウンドなプレイの方が(サカよりも)優れていると言えるだろう。」(英『Daily Mail』より)。 パルマーはすでにA代表でもプレイしている。今のパフォーマンスを考えれば、EURO2024のメンバーにふさわしい。サカはすでにハリー・ケインやフィル・フォーデンといった選手たちと代表でプレイしているため、連携面ではサカの方が信頼できるだろう。しかしパルマーの能力も捨て難い。 代表監督ガレス・サウスゲイトにとっては嬉しい悩みだが、プレミア20ゴールに迫るパルマーをどう代表に組み込むのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部