忘れ物取扱所に密着! 1日約800点の“忘れ物”…財布の中身は? 借りた傘は?『every.気になる!』
■京王電鉄 新たな検索サービス 3分ほどで発見も
なぜ、見分けのつきにくいイヤホンケースがすぐに見つかったのでしょうか。実は、京王電鉄では、去年から、電話だけでなくLINEでも問い合わせを受け付けています。まず、なくした日時や場所を記入。「メガネ」「黒」「プラスチック」などと落としたものの特徴を書き込みます。 さらに、LINEで写真を送ると、サポートセンターではAIを使って数ある落とし物の中から該当するモノをピックアップ。その後、LINE上で何度かやりとりを続けて、本当に落とした物か確認が取れれば、受け取ることができます。 京王電鉄・佐藤亮平さん 「(AIで)検索時間も短縮。お客さま・係員、双方にメリット」 早ければ2~3分で忘れ物が見つかるそうです。
■発見のキッカケは“お守り” 父への思い
イヤホンケースを引き取りにきたという男性。そのケースをよく見てみると、“お守り”が…。 会社員(20代) 「最初、ないと言われて、『お守りがついている』と言ったら、わかってもらえた」 発見のキッカケになったお守り。実は「(イヤホンケースより)お守りの方が大事。父親が倒れて“願掛け”で(お守りを)つけた。大事なので取りに来ようと一生懸命探した」と話す会社員(20代)の男性。 2週間前突然、脳出血で倒れたという男性のお父さん。今年の正月、地元・三重へ帰省した際、父親とお参りした神社でいただいたおまもりを常に持ち歩いていたといいます。 「“うまくいくお守り”といわれていて、術後もうまくいったらいいな」と話す会社員(20代)の男性の思いが届いたのか、手術は無事成功。 会社員(20代) 「今も入院中で、退院まで(お守り)持っていたい」 現在、お父さんは集中治療室を出て、順調にリハビリを始めているということです。 (7月8日放送「news every.」より)