創業62年で上場、老舗のコンベヤ部品最大手が見出す勝機
浜口 稔(はまぐち・みのる)/1964年生まれ。1987年JRCの前身である浜口鉄工に入社。1996年JRC取締役。中国合弁会社の董事長などを経て、2011年副社長。2014年代表取締役社長就任(撮影:今井康一)
創業62年で上場を果たしたJRC(6224)。主に屋外用ベルトコンベヤで使われるローラ(ゴムベルトの支え)やスタンド(ローラの架台)、プーリ(コンベヤの滑車)などのコンベヤ部品で国内シェアトップだ。成長事業として、ロボットなどの生産設備を顧客が作業現場で使えるように設計・組み立てを行うロボットSI事業にも注力している。1961年に浜口稔社長の父が大阪府で創業したJRCは、2020年の投資ファンド・インテグラル(5842)による出資を経て、2023年8月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。父、兄に続き2014年より社長を務める浜口稔氏に、事業の強みや展望などについて聞いた。
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遠山 綾乃