【ベトナム】内陸水路港建設事業を承認、ハイズオン省
ベトナム北部ハイズオン省人民委員会はこのほど、ニンザン内陸水路港建設事業の投資方針と事業主を承認した。21日付ダウトゥ電子版が報じた。 省人民委の決定2690号(2690/QD―UBND)によると、ニンザン内陸水路港はニンザン郡のホンフック村とキエンクオック村にまたがる27.07ヘクタールに建設する。取扱貨物量は年300万トン、投資額は1兆4,960億ドン(約89億円)、事業期間は50年を予定する。 内陸水路港は2期に分けて建設する。第1期では、堤防の外側の物流エリアや技術インフラエリアなどを建設。第2期で倉庫エリア、オフィスエリアなどを整備する。2028年末までに工事を完了させ、全ての施設が稼働を開始する予定だ。 内陸水路港が完成すれば、工業団地や産業クラスターに複合輸送サービスを提供する拠点となるほか、ハイズオン省からハイフォン市、クアンニン省までの物流サプライチェーン(供給網)が強化されると期待されている。 50年を見据えた30年までの省基本計画によると、内陸水路はクアンニン―ハイフォン―ベトチー間とクアンニン―ニンビン間の2本のルートを整備する。内陸水路港は、キンタイ川―キンモン川―ハン川に30港、タイビン川に4港、ルオック川にニンザン港などを整備する。