近づく芸能界とプロレス界“名勝負数え歌”が異色コラボ
ボクシング引退のしずちゃんがプロレスマットに参戦
また、第2試合のプロレス対決としては、昨年10月にボクシングを引退したお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんが謎の覆面レスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンと対決。こちらは、くしくも吉本興業と松竹芸能という関西の二大芸能事務所の所属タレント同士の激突ともなる。 大手企業2社の強力バックアップがあるとはいえ、プロレス界と芸能界の大型コラボには業界内外から熱視線が注がれているわけだが、今回の異色のフェスについて芸能評論家の三杉武氏はこう語る。 「プロレス界と芸能界のコラボといえば、“ファイティングオペラ”を標榜し、数多くの芸能人をマットに上げたプロレス団体の『ハッスル』が記憶に新しいところですが、古くはプロレスラーのマッハ文朱さんが女優に転身したり、『ビューティ・ペア』、『クラッシュギャルズ』が歌手デビューして音楽番組に出演したり、最近だとグラドルの愛川ゆず季さんや赤井沙希さんがプロレスデビューして話題になるなど昔から相性は悪くない。勝負論という観念を度外視し、一つのエンターテインメントとして見れば、プロレスラーも芸能人も“演者”が己の肉体を駆使して観客を楽しませるという点で目指すところは同じですし、とくに、ともに成長過程を見せることに重きを置いているプロレスとアイドルに関しては、ファン層が重なる部分も多く、かみ合わせは最高だと思います。こうしたイベントが増えていけば、双方の業界にとってプラスになる部分も大きいのではないでしょうか」 くしくも、つい先日、老舗プロレス団体の「新日本プロレス」と大手芸能プロの「アミューズ」の業務提携が発表されたばかりだが、今後もプロレス界と芸能界のコラボからは目が離せない。 (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)