吉沢亮、映画『ババンババンバンバンパイア』に主演 板垣李光人、原菜乃華がメインキャスト、来年2月14日公開
俳優の吉沢亮(30)が来年2月14日公開の映画『ババンババンバンバンパイア』に主演することが14日、分かった。漫画雑誌『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまささんによる大人気コミックが原作。吉沢は銭湯で住み込みバイトとして働く450歳のバンパイア・森蘭丸役に挑む。ほかに板垣李光人(22)、原菜乃華(21)がメインキャストに名を連ね、おバカでありながら涙もありのラブコメディーが紡がれる。 2021年11月号で連載が始まって以来、ぶっ飛んだ設定と一度読んだら抜け出せない中毒性のある世界観でファンが急増。今春に実写映画とテレビアニメの同時メディア化も発表されて注目が集まっていた。メガホンを取ったのはKDDI auの「三太郎」シリーズのCMを手がけた浜崎慎治監督。映画「一度死んでみた」(20年公開)以来、吉沢とは2度目のタッグとなる。 浮世離れした美形でありながらどこかおバカな蘭丸の正体は吸血鬼。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子で15歳の立野李仁(りひと)の成長と純潔をそばで見守る。しかし、ある日、李仁はクラスメートの篠塚葵にひと目ぼれしてしまう。恋が成就してしまえば、それすなわち童貞喪失の危機=蘭丸にとって絶体絶命のピンチとなる。「恋をさせてはなるものか」と蘭丸による決死の〈童貞喪失阻止作戦〉が幕を開ける。 人間離れした美しさと、一方で人間くさいキュートさを併せ持つ役者として蘭丸役のラブコールを受けた吉沢は「久々のコメディーでとても楽しく撮影ができましたし、共演者の方々も個性豊かで魅力的な方ばかりで、華やかな現場でした」と振り返りながら「豪華俳優陣でくだらないことを全力でやっている、愉快な映画になると思います」とアピールしている。 天真らんまんなピュアボーイ・李仁を演じた板垣は「最初お話をいただいて原作を読んだ時に、役名が同じ名前ということに驚いたのですが、後に(原作者が)僕をイメージして描いてくださったと知り運命を感じました」と明かす。吉沢とは撮影前に食事に行ったそうで「吉沢さんの蘭丸だからこそ素直に李仁という役を演じることができました」と胸を張った。 葵役の原も「原作を読んだ時、本当に面白くてすぐに読み終わってしまい、ずっと撮影が楽しみでした。実際撮影に入ると現場の皆さんもすごく温かく、毎日ずっと笑っていた記憶しかないです」と述懐。浜崎監督は「とんでもないバンパイア映画が誕生しそうです」と手応えを口にした。
中日スポーツ