【直撃】世耕参議院議員…自民を離党したのに「県連会長代行」続投の怪 新2区への鞍替えは?
自民党を離党した世耕弘成参議院議員が地元和歌山県連の会長代行に留まり続けている問題で世耕氏はMBSの取材に対し「離党したのでポジションはない」との認識を示しました。 世耕氏は、安倍派の「裏金問題」の責任を取る形で党から離党勧告処分を受け、4月4日に自民党を離党しています。 しかし、一方で自民党和歌山県連ではいまだに「会長代行」の職に留まり続けています。 この件について26日、世耕議員本人をMBSの記者が直撃すると… 「(Q和歌山県連のことでお伺いしたい)特に申し上げることはありません」 「(Q県連の会長代行に留まられているが?)私は離党しておりますので」 「(Qまだポジションはあるのですが?)いや離党したらポジションはなくなるので」 「(Q離れられているという認識か?)私はそう思っています」 世耕議員自身は離党した以上、会長代行ではないとの認識を示しました。 ただ、自民党和歌山県連内には世耕氏は功労者なので役職を解くべきではないとの声もあり、次の衆院選への不出馬を表明した二階俊博県連会長の処遇も含め、5月4日にも開かれる県連会合での判断が注目されます。
二階元幹事長が不出馬表明…注目集まる和歌山新2区
いま和歌山の自民党では和歌山3区選出の二階元幹事長が不出馬を表明したことから、区割り変更後の新2区から誰が出馬するかに注目が集まっています。 4月24日には県内の町と村でつくる町村会が二階氏の三男・伸康氏(46)に対して、新2区からの出馬を要請しました。 伸康氏は「関係者と協議して考えたい」と、明言は避けています。 この新2区へ参議院からくら替えして出馬するのではないかとかねてから噂されているのが世耕参議院議員です。 この点についても直撃すると… 「(Q新2区へのくら替えの件はどのようなご見解か?)大変申し訳ありません」 世耕氏はノーコメントを貫くも否定もしませんでした。新2区には、共産党の新人・楠本文郎氏も立候補を予定していますが、和歌山が俄然慌ただしくなってきています。