【写真：Getty Images】

　サッカー日本代表は19日、AFCアジアカップカタール2023・グループD第2節でイラク代表と対戦する。同国代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでのイラクでの戦績はどんなものだったのだろうか。日本代表の2戦目の相手であるイラク代表の指揮官を紹介する。 【画像】サッカー日本代表、イラク戦予想フォーメーションはこちら 　イラク代表を率いるのはスペイン人のヘスス・カサス監督。2003年に29歳という若さでカディスのユースチームを率いることになり、監督キャリアをスタートさせた。その後、カディスBチームの監督や同クラブのスポーツ・コーディネーターを務めている。2010年からは当時バルセロナBを率いていたルイス・エンリケ監督の右腕として、スカウトやアナリストを担当した。 　2012～2013年までは当時スペイン4部のコニルCFを指揮。2013年から1年間はカディスに戻り、再びユースチームを率いた。その後同クラブのユース部門のダイレクターを務め、2018年1月に当時ハビ・グラシア監督が率いていたワトフォードのアシスタントコーチに就任となった。すると、同年夏にスペイン代表のアシスタントコーチに任命され、再びエンリケ監督と共闘することになる。 　カサスは2022年11月にイラク代表の監督に就任。2023年1月に行われたペルシア湾岸諸国の代表チームが参加するガルフカップでは、サウジアラビア代表やカタール代表といった強豪国を倒し、無敗で優勝を果たしている。さらには同年9月に行われたタイサッカー連盟主催のキングスカップでも優勝を経験。イラクに2つ目のタイトルをもたらした。 　また、FIFAワールドカップ26アジア2次予選では現在2連勝中。カサス監督はイラク代表で結果を残している。基本は4バックを採用するが、相手によって3バックや5バックで挑み、柔軟にフォーメーションや戦術を変えてくる監督だ。日本代表戦ではその手腕が試される。