（写真：映画.com）

　ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」の世界線と交差するオリジナル映画「ラストマイル」の出演キャストが発表された。阿部サダヲ、ディーン・フジオカらに加え、「アンナチュラル」から大倉孝二、「MIU404」の酒向芳も参加する。 　2つのドラマを手がけた塚原あゆ子監督と脚本家・野木亜紀子がタッグを組む完全オリジナル作。11月、流通業界最大のイベントのひとつ、「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。 　爆破事件の舞台となるショッピングサイトの関東センター長の主人公・舟渡エレナを満島ひかり、エレナに振り回されながらも共に事件解決に奔走する同センター・チームマネージャー梨本孔岡田将生が演じる。 　サイト商品の運搬を担う運送会社・羊急便の関東局局長・八木竜平役に、阿部サダヲ。エレナの上司で日本支社の統括本部長・五十嵐道元役をディーン・フジオカ、羊急便の委託ドライバー・佐野昭役に火野正平。務めていた会社が倒産したことで、父・昭と一緒に配達員をすることになる・佐野亘役に宇野祥平、二人の子供をもつシングルマザー・松本里帆役に安藤玉恵。そして、警視庁警備部爆発物処理班の班長・小田島を丸山智己が演じる。 　さらに、「アンナチュラル」から大倉孝二、「MIU404」から酒向芳の出演も決定。大倉は、エレナと孔が巻き込まれる連続爆破事件の捜査を担当し、「アンナチュラル」でUDIラボに解剖依頼をしていた“西武蔵野署”の刑事・毛利忠治役。そして、酒向は「MIU404」でのパワハラ全開で“機捜”に対して厳しく接する、昔気質の捜査一課所属の刑事・刈谷貴教。捜査一課の刈谷と西武蔵野署の毛利が、バディを組んで「ラストマイル」に参戦する。大倉が演じる毛利は、「アンナチュラル」「MIU404」にも出演しており、今回で塚原×野木の手がける3作品すべてに登場しているシェアードユニバース作品を体現しているキャラクターのひとりだ。映画は24年夏公開。