AKB48本田仁美、約10年間のアイドル人生は「幕の内弁当」
AKB48・本田仁美が卒業コンサート「本田仁美卒業コンサート~夢と希望に満ちた道~」を1月26日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで開催。終了後、取材陣への囲み取材でコンサートの感想、卒業のことなどを語った。 【写真】本田仁美が一夜限りのとんちんかんトリオメンバーに ■たくさんのファンの方々と目を合わせられた ――卒業コンサートを終えた心境。 卒業発表をしてから約半年がたったんですけど、今日のステージに立つまで全く自分が卒業するという実感が湧かなかったんです。でも、今日の公演を通してたくさんのファンの方々と目を合わせられて、今までの思い出がよみがえってきて、10年間本当に支えてくださったファンの皆さんのおかげで、私はこうして今日を迎えられたんだなと思って、とても感動しました。 普段は結構緊張しいなので緊張するんですけど、今日は不安な緊張よりも本当に心から楽しみたいっていう、自分自身にすごく期待をしていたのかなって思います。ステージも思う存分やりきれたんじゃないかなと思います。 歌って踊ることが本当に私の生き甲斐でもあり、大好きなことなので、機会があればぜひまたこういうステージも立てたらいいなと思います。 (客席は)ペンライトのカラーだったり、うちわだったり、ボードだったり、本当に私の名前でいっぱいでした。あと、誰と目を合わせてもちゃんとアイコンタクトが取れるという、本当に素晴らしいステージでした。本当にみんな私を見つめてくださって、ほほ笑みかけてくださって、それがすごく勇気づけられましたし、今後新しい道を進む私もすごく自信を持てるというか、(ファンの皆さんは)ありがたい存在だなと改めて実感しました。 ■自分を変えるきっかけとなったのは韓国でのオーディション ――約10年間の活動で一番思い出に残っていること。 本当に一つ一つの思い出がものすごく深かったんですけど、でも自分を変えるきっかけとなったのはやっぱり韓国でのオーディションだったりもして。本当に少しの勇気で自分も想像できなかったような未来が待っているんだなというのを、このアイドル人生で実感したことなので、これからも挑戦することを恐れずにたくさんの夢をかなえていきたいです。 ――約10年間の中で大変だったこと。 もともと私は人と自分を比べてしまう性格だったので、必然的にやっぱり目に見えて誰かと比べてしまうこともあったんですけど、でもファンの皆さんの応援のおかげで自分自身も自分を愛せるようになりました。そういうのを受けたことで、今までの自分の人生を変えていくことになりましたし、今日のステージでも自分が一番だと思ってパフォーマンスできたと思います。貴重な経験だったのかなと思います。 ――10年間で成長したなと感じること。 本当に子供で、チーム8のメンバーにも年下メンバーとして加入したので、年上の人にだったり大人の方々にたくさん迷惑かけたりとか、甘えちゃっていた部分はあると思います。でも、今はAKB48を引っ張っていきたいという思いが芽生えたり、グループのために頑張りたいという気持ちにもなれたので、考え方が成長したのかなと思います。 ■やりたいことがたくさん…恋愛は「考えてない」 ――卒業後の恋愛は? 私は本当に今やりたいことがたくさんあるので、そのやりたいことを一生懸命やって、少し余裕が出てきたらそういうことも考えて視野に入れていきたいかなと思います。私の周りで最近結婚されている方が多くて(結婚は)すてきだなって思います。でも、自分がっていうのはあまりまだというか、全く考えていません。 ――卒業後にしたいこと。 日本に帰ってきてずっと髪を明るくしていたので、ちょっと暗くするのもありなのかなって思ったりはしています。ちょっと頭も休ませてあげようかなと。 ――他に充電期間中にやりたいこと。 カレーパンを食べることと、1人で回らないおすし屋さんに行くっていうのが、成人してからのずっと夢だったので。あとは、まだ行ったことのない国内の場所だったりとか、あとは海外にも1人で行ったことないので、行ってみたいなって思っています。 ■やりたいと思ったことを真っすぐ見つめて頑張っていきたい ――今後の活動。 本当にまだまだやりたいことがたくさんあって、でも今22歳だからこそ、この歳だからこそできることって本当にたくさんあると思うので、自分のなりたい自分になれるように、素直に正直にやりたいと思ったことを真っすぐ見つめて頑張っていきたいと思います。 ――海外も視野に? そうですね。本当に今日もたくさん海外の方が来てくださって、すごくうれしかったですし、あとは握手会の時に私のために初めて日本に行くって言ってくださった方もたくさんSNSでもいらっしゃったので、今度は私が直接会いに行けるようなイベントが何かあればいいなと思いますし、もっともっと語学の勉強をして世界のファンの皆さんに会いに行きたいです。 ――アーティストとしての活動。 そういった姿を求めてくださる方が本当にたくさんいらっしゃるのであれば、ぜひ挑戦したいですし、一から自分で自分の可能性を試したいなと思っているので、求められたらぜひやりたいです。 ■大人数だからこそ見せられる団結力や仲の良さもある ――今一番やりたいこと。 実家に帰ることですかね(笑)。今まで体系管理とかもストイックにやりたかったので、実家に帰ると安心してだらけちゃう自分が嫌で、お正月とかも1日しか帰らなかったりしたんですけど、ちょっとゆっくり休みたいなって思います。 ――AKB48メンバーへメッセージ。 AKB48のメンバーは本当にメンバー思いですし、ファンの人思いですし、すごく仲が良くて団結力があって。最近は少人数のアイドルも多いと思うんですけど、AKB48の良さって大人数だからこそ見せられる団結力とか仲の良さとかもあると思うので、これから私はファンとしてAKB48を応援したいと思いますし、これからも国民的アイドルで居続けてほしいなと思います。 ■アイドル人生は「幕の内弁当」 ――明後日が卒業公演。 卒業公演はいつも見送る側で卒業していくメンバーを見ていたんですけど、ついに私が見送られる側になるっていうことで、いつもと違う気持ちで劇場公演を立つと思うんですけど、今まで劇場公演を通して好きになってくださった方って本当にたくさんいらっしゃるので、そういう方にも全力で自分のパフォーマンスをお届けできるように、一人一人と目を合わせて10年間の集大成をお見せできたらなと思います。 ――アイドル人生を一言で表すと? えぁ、そうだな…幕の内弁当(笑)。いろんな経験をさせていただいて、いろんないいところを学ばせていただいて、それがギュッとした幕の内弁当なんじゃないかなと思います。 ――最後にメッセージを。 いつも応援してくださる皆さまのおかげで、本当に10年間の集大成、こんな大きな会場でやらせていただき、本当に幸せな忘れられない1日になりました。少し充電期間を頂くんですけれども、また皆さんともお会いできる日を楽しみにしておりますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 ■AKB48「本田仁美卒業コンサート~夢と希望に満ちた道~」 ◇1月26日◇神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール <出演者> 本田仁美、大盛真歩、岡部麟、小栗有以、小田えりな、柏木由紀、倉野尾成美、佐藤綺星、下尾みう、高橋彩音、田口愛佳、千葉恵里、永野芹佳、橋本陽菜、向井地美音、村山彩希、山内瑞葵 <お手伝いメンバー> 秋山由奈、成田香姫奈 <サプライズゲスト> 矢吹奈子、インディアンス、ニューヨーク <セットリスト> 00.Overture 01.涙の表面張力 / 本田 02.だらしない愛し方 / ALL-小栗 03.NO WAY MAN / ALL-小栗 04.元カレです / ALL-小栗 05.どうしても君が好きだ / ALL-橋本 06.ハート型ウイルス / 本田・大盛・千葉(+秋山・成田) 07.奇跡は間に合わない / 本田・高橋・永野 08.エンドロール / 本田・佐様・田口・橋本 09.思い出以上 / 本田・倉野尾・下尾・村山・山内 10.抱きしめられたら / 本田・柏木・向井地 11.She's gone / 本田・岡部・小栗・村山 12.この涙を君に捧ぐ / 本田・小田 13.必然性 / 本田・矢吹 14.永遠より続くように / ALL(+秋山・成田) 15.唇にBe My Baby / ALL(+秋山・成田) 16.Make noise / ALL-小栗 17.僕たちは戦わない / ALL-小栗 18.言い訳Maybe / ALL-小栗(+秋山・成田) 19.抱きしめちゃいけない / 本田・岡部・小栗・小田・倉野尾・下尾・高橋・永野・橋本 20.夢へのルート / 本田・岡部・小栗・小田・倉野尾・下尾・高橋・永野・橋本 21.私たちのReason / ALL-小栗(+秋山・成田) 22.スクラップ&ビルド / ALL-小栗(+秋山・成田) ~アンコール~ EN1.泣きながら微笑んで / 本田 EN2.ジワるDAYS / ALL(+秋山・成田) EN3.タンポポの決心 / ALL(+秋山・成田) EN4.どうしても君が好きだ / ALL(+秋山・成田) ※高橋彩音の高は正しくは「はしご高」