【築地再開発】大型スタジアムに「空飛ぶクルマ」も 都心の“超一等地”が動き出す 専門家「東京・羽田直結の地下鉄を」
■主要施設の開業予定は2030年代前半
藤井キャスター 「ワクワクしますね」 板垣李光人さん(俳優・『news zero』水曜パートナー) 「僕は藤子・F・不二雄先生の世界がとても好きなので、空飛ぶクルマなど、マンガで見た世界が急に現実味を帯びてきた気がしてとてもワクワクしています。ライブに行って音響や席の見やすさやを会場ごとに比べるのも好きで、どんな施設になるのか楽しみです」 小栗委員長 「音響などにもこだわったスタジアムになるということです。今回の計画では、東京ドーム4個分である約19ヘクタールの土地に総事業費約9000億円をかけて造られます。主な施設の開業は、2030年代前半を予定しています」
■課題は? 駅の完成は2040年まで
藤井キャスター 「築地市場のあった場所は銀座から歩けますし、既に外国人観光客も多くいらっしゃる場所です。さらに人が集まったらどのように人を移動させるのでしょうか?」 小栗委員長 「事業者としては、首都高と接続することや電車の新たな駅を整備することでアクセスしやすくするとしています。ただ、駅の完成は2040年までとなる見込み。開業予定の2030年代前半からは数年のラグがあります」 「都市政策に詳しい明治大学の市川宏雄名誉教授は『速やかに東京駅や羽田空港と直結する地下鉄の整備などが必要で、これが2030年代にはないと、築地が持っている機能が十分に発展できない』と指摘しています」 藤井キャスター 「このようにどんどん便利になったり華やかになったりしますが、一方で何かが起きた時の防災拠点の役割も果たしてくれるような計画になるといいと思っています」 (5月1日『news zero』より)