【NFL】7年目のシーズンに向けて投球モーションの“調整”に取り組むビルズQBアレン
偉大な選手たちは常にプレーの改善を目指して調整を続けている。このオフシーズン、バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは投球モーションを“可能な限り効率的に”すべく、調整に取り組んでいる。
『ESPN』のアライナ・ゲッツェンバーグによると、アレンは「投球モーションを完全に変えるわけじゃないけれど、いくつか直すべきところがあるんだ」と語り、こう続けたという。
「腕が長く伸びすぎたり、歩幅が広すぎたりする。それを修正しようとしてるんだよ。こういう調整をするときは、調子が良いときもあれば、良くないときある。ゴルフのスイングを変えるのと同じで、信じて毎日のように練習すれば結果はついてくる」
トム・ブレイディに投球モーションの改善が可能で、タイガー・ウッズがスイングを見直せるなら、スポーツをする誰もが向上できるということだ。
アレンは自身の投球モーション調整は革新的なものではなく、どんなクオーターバックにも改善できる非効率的な部分があると指摘しつつ、次のようにつけ加えた。
「完璧な投球とやらを俺に見せてごらんよ。多分、何かしらの修正点を指摘できる。だから、細かいところまでしっかり確認していくことが大切なんだ」
投球モーションを何度も調整してきたため、ワイオミング大学時代の自分とはほとんど別人のように感じるとアレンは話している。
自身が写っている古いビデオを見たアレンは「“誰が投げているんだ?”って思ったら、それが自分なんだ。ときどき見るとちょっとひどいなって感じるけれど、もうそんなにひどくないと思うよ」とコメント。
昨年、アレンは全米での一般的な評価よりも実際には良いプレーを見せていたものの、プロボウルには選ばれなかった。アレンのプレーにおける最大の課題は、キャリア最多となってしまった18回のインターセプトだ。このオフシーズンにワイドレシーバー(WR)陣を大幅に見直したビルズは、28歳のアレンが2024年シーズンにオフェンスを引っ張ることに大きな期待を寄せている。