ワンコインセットの「焼きビーフン」

　カフェ「和我舎（わがや）」（宗像市赤間5、TEL 0940-32-7050）が赤間宿通りにある民芸品店「ご縁工房 音誘君舎（ねゆきや）」2階にオープンして1カ月がたった。（宗像経済新聞） 【写真】カフェ「和我舎」店内 　500円のワンコインで軽食と飲み物のセットを販売する同店。軽食は「ハンバーガー」「サンドイッチ」「ホットドッグ」「ホットバーガー」「焼きビーフン」を用意する。店内ではこのほか、「低温石焼き芋」「伝承銘菓 赤間宿場餅」などの販売も行う。 　店主の田中雄二さんは「福岡教育大学が近くにあるので、学生に赤間宿へ来てほしいと思い、ワンコインでおなかが満たせるメニューを用意した。近隣には年配者も多いので、週に何度でも気軽に外食を楽しんでほしい」と話す。 　「『こんなメニューがほしい』など、意見やアイデアはいつでも歓迎している。お客さまの意見を下に、進化していく店でありたい」とも。「和我舎」という店名は、「わが家のようにくつろげて、さまざまな人たちが出会い、ワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごしてほしい」との思いから名付けたという。 　同店では会計時に次回使える割引券を2枚、客に進呈しているが、1人1枚しか使えないルールとなっている。「次回は知り合いを誘ってまた来てほしいとの思いで、自分では使えない2枚目の券を進呈している。赤間宿通りの活性化だけでなく、宗像を盛り上げにもつながれば」と田中さん。 　店舗はイベントスペースとして貸し出しも行う。田中さんは「店舗は大正元年築の建物のため、2階は雨漏りがひどく改修も大変だったが、宮大工の知り合いに改修を依頼し、しっくいで壁を塗り、古民家の風情を残す造りにした。使える木材はテーブルにリメークするなど、最大限活用している」と話す。 　営業時間は金曜・土曜・日曜＝11時～16時。