今季の守田英正は3冠も視野に…スポルティング指揮官がEL制覇へ意欲「厳しい日程だが勝ち残り続けたい」
スポルティングCPのルベン・アモリム監督がヨーロッパリーグ(EL)制覇へ意気込んだ。ポルトガル『Diario de Noticias』が伝えている。 ポルトガルの名門・スポルティング。クラブ史上2人目の日本人選手として所属するMF守田英正はボランチで定位置を掴み、チームの浮沈を左右する1人として高い評価を得ている。 その守田、今季はポルトガル移籍4シーズン目にして初のタイトル獲得となる可能性も。スポルティングはポルトガル1部で首位と勝ち点1差の2位につけ、欧州の戦いも継続中だ。 22日にはELノックアウトステージ・プレーオフの2ndレグでヤングボーイズと対戦。敵地での1stレグは3-1と勝利しており、順当にいけばラウンド16進出を掴むだろう。 前日会見に臨んだアモリム監督は、「EL制覇には運も必要」としつつ、手元の選手たちへの信頼を口にし、可能性を排除しない。 「選手全員があらゆる目標に対して準備できているが、サッカーは多くの“運”も結果を左右する。特に我々のようなポルトガルクラブが欧州で勝つには、本当にたくさんの運が必要だ」 謙虚な姿勢を崩さないアモリム監督。ELの優勝候補を問われると「リバプールとレバークーゼンだろう」とし、自分たちは国内リーグでの覇権争いがより重要との認識を語る。 「試合の間隔が『2日』と『3日』では、天と地のような差があり、ELで勝ち進むほどに厳しいカレンダーとなっていく。我々はリーグ戦で重要なゲームが数多く残っている」 それでもやはり、欧州のタイトルを獲得、という栄誉をみすみす手放す気はない。 「だからと言ってELが嫌なわけじゃない。明らかにこの大会で勝ち残り続けたいと考えているし、この大会で経験する1分1秒がかけがえのないものなのだ。我々は何事も手を抜かないぞ」 39歳の青年指揮官アモリムが率い、日本代表MF守田が中盤で存在感を示すスポルティング。彼らは直近の公式戦14試合で13勝1敗と、国内リーグカップ1試合以外は全て勝利している。 守田はポルトガルで初のタイトル獲得となるか。国内リーグとEL、また国内カップ戦も含めた3冠にも可能性を残している。
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