無人販売店の防犯カメラの映像には、店内に他の客もいる中、商品を手に取りバッグに詰め込む男が映っていました。 　窃盗の疑いで現行犯逮捕されたのは、熊本市中央区の無職の男（47）です。警察によると、男は19日午後5時ごろ、熊本市中央区の無人販売店で、冷凍ピザ1点を盗んだ疑いです。 　13日に店から「同じ人物が商品を盗んでいる」と警察に相談があり、警察官が張り込んでいたところ、防犯カメラに映っていた人物とよく似た男が来店し、冷凍ピザをバッグに入れて金を支払わずに外へ出たため、現行犯逮捕しました。 　バッグの中には、ピザの他に12点のパンが入っていました。男は「お金がなくて、おなかが減ったので食べるために盗みました」と容疑を認めています。 　店は今月10日と12日にも被害を受けており、警察は、余罪もあるとみて調べています。 　店の代表は「犯人が逮捕されて安心しました。今後、無人販売を続けるか休業するか、検討している」と話しています。