すっきりしながらもグラマラス!衰えぬ人気のマツダの新型「ロードスター」の進化した点
人気が衰えないクルマというと、マツダ・ロードスターは筆頭格でしょう。なぜかというと、運転して楽しい、のひとことに尽きるのですが、マツダでは2015年のデビュー以来、折を見てアップデート化を図ってきています。それもロードスターが古びない理由です。 【内装デザインなど細部の画像を見る】 最新のロードスターのマイナーチェンジは、2023年10月に発表され、24年1月から発売が始まりました。特徴としては、安全装備の充実、マツダコネクトの進化、操縦性に関する機能の強化などが挙げられます。
■すっきりしながらもグラマラス 幌タイプモデルも
全体の印象は、すっきりしていながら、要所要所でメリハリを効かせたグラマラスな感じのスタイリングが守られていて、フルオープンのロードスターも、電動格納式ハードトップのロードスターRFも、まったく古さを感じさせません。 今回、ファンに喜ばれているのは、もうひとつ。「ロードスターSレザーパッケージVセレクション」(355万3000円~)なるモデルの設定です。初代にあった「Vスペシャル」のようにベージュの幌と同系色の内装を組み合わせた仕様。 ブラックのボディとの組合せが特に人気が高いとか。私が乗ったのは、レッドでした。これもあでやかな雰囲気で、年齢を問わず乗る人をうまく引き立ててくれそうだと思いました。
■ラインナップは従来継承。車載コンピュータシステムは刷新
ラインナップは、大きくいって、従来の継承です。ボディは先述のとおり2タイプ。ロードスターには1.5リッター、ロードスターRFには2リッターのエンジン。変速機は、さすがマツダだけあって、6段マニュアルが基本。さきの「Vセレ」などには6段ATの設定もあります。 あいにく、一時期は高値で話題になった軽量「990S」は今回から廃止になってしまいました。 マイナーチェンジの背景には、サイバーセキュリティ法がある、とマツダでは説明します。欧州ではじまり日本でもそれにならったこの規制、車載コンピュータへのハッキングを防止するため、さまざまな対策を求めています。 ロードスターは、発売以来同じコンピュータシステムを使っていたため、ここでシステムを刷新。「同時に、やれることをやってしまおうと」走りの面でも改良に踏み切ったと、開発を担当したマツダ車両開発本部の梅津大輔主席エンジニアは語っています。