時速194キロ死亡事故3年 「悲しみは全く変わらない」遺族が現場で献花 大分
時速194キロの車による事故で家族を失った日から3年。遺族は9日、大分市の事故現場で花をたむけ、静かに手を合わせました。 【写真を見る】時速194キロ死亡事故3年 「悲しみは全く変わらない」遺族が現場で献花 大分 (長文恵さん)「改めてこの場所にきて、またあの日に戻った気持ちになって、とても悲しい気持ちでいます」 この事故は2021年、大分市大在の県道交差点で当時19歳の男が運転する時速194キロの車と、右折しようとしていた小柳憲さん(当時50)の車が衝突し、小柳さんが死亡したものです。 大分地検は男を当初、過失運転致死罪で起訴しましたが、その後より刑罰の重い危険運転致死罪に変更しました。現在は裁判員裁判に向けて争点を整理する公判前整理手続きが進められていて、危険運転の適用を求めて署名活動も行った長さんは裁判が始まる日を待っています。 (長文恵さん)「この3年というのは本当に長いんですけど、3年前と悲しみは全く変わらない状態。弟は無念であったろうと思いますし、その気持ちを私は声を上げてやっていきたい」 この事故で浮き彫りとなった危険運転致死罪の解釈と市民感覚の乖離。司法の判断が注目されます。
大分放送