初代タイガーマスク、43年前「デビュー戦」控室のカラー写真が「展覧会」で初公開…26日まで秋葉原「書泉ブックタワー」で開催
初代タイガーマスクの展覧会「僕たちが愛したスーパーヒーロー『初代タイガーマスク』展―ゴールデンタイム伝説―」が14日から東京・秋葉原の書泉ブックタワー9階で開催されている。 フェアでは、マスク職人・中村ユキヒロ氏制作のマスク展示、販売など初代タイガーマスクの魅力を感じる内容となっている。 さらに書泉限定販売の写真集「初代タイガーマスク写真集 1981―1983」(税込3300円)がこのほど発売。60頁に及ぶ写真集は、未公開秘蔵写真が多数発掘された貴重な一冊となっている。他にもストロングスタイルプロレスと書泉がコラボした限定の缶バッジのガチャなどオリジナル商品が販売されている。 展覧会は開幕から多くのファンが訪れる盛況となっているが、展示品の中に今回、初めて公開された貴重写真があった。 これは、初代タイガーマスクがデビューした1981年4月23日、蔵前国技館でのダイナマイト・キッド戦での控室での一枚だ。 この時、初代タイガーは、新日本プロレス、外国人選手とはまったく別の控室が用意された。初代虎の佐山聡が当時を振り返り「物置のような部屋で1人ぽつんと押し込まれました」と苦笑いするように、この写真を見ると初代虎がポーズを取りながら座るパイプ椅子の下には、ゴミ袋のようなものが置かれており、確かに蔵前国技館の中にある「物置のような」部屋であったことが確認できる。 これまで、この写真はモノクロで公開されていたが今回の展覧会を前にカラー写真が発掘。ストロングスタイルプロレスの平井丈雅代表は「モノクロはこれまでもファンの方は目にしたことがあると思いますが、カラー写真は初めてです。私も初めてカラーでこの写真を拝見させていただき感動しました」と涙をにじませた。 このデビュー戦の控室での写真が試合前なのか後なのかは定かではない。ただ、カラーで見るとタイガーマスクへ変身した43年前の緊張感がよりリアルに伝わってくる。そして鍛え抜かれた肉体の美しさに圧倒される。 貴重写真が初公開の展覧会は26日まで開催される。
報知新聞社
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