【オリックス】中川圭太ショック振り払う今季最多16安打で3位タイ浮上 頓宮裕真が“おとなりさん似”撃ち2打点
◆パ・リーグ 楽天0―7オリックス(18日・楽天モバイル) オリックスが“中川ショック”を振り払う快勝だ。今季最多の16安打を放って7得点。今季2度目の連勝に、中嶋聡監督(55)は「2アウトから(の得点)もそうなんですけど、何かちょっとつながってきたのかな、とは思います」と、手応えを口にした。 相手先発は昨季までの同僚・山本(ドジャース)の独特な投球フォームにそっくりな内だった。前回11日の京セラDで6回5安打1得点に抑えられたが、同じ轍(てつ)は踏まない。2点リードの5回2死満塁では頓宮が初球フォークを捉えて左前2点打を放った。 「ボール先行にしたくないだろうな、と。いい流れに乗って打つことができた」。山本と岡山の実家が隣同士なことは有名で、その後輩が春季キャンプ中に球団に差し入れしたドジャースTシャツも愛用。上り調子の昨季の首位打者が、まさに“おとなりさん似”撃ちで試合の大勢を決めた。 ゲーム前には、中軸で存在感を示していた中川が左太もも痛で出場選手登録を抹消されたが、合言葉の全員野球は健在。西野、紅林がともに今季初猛打賞で2戦連続ベンチスタートの森にも代打安打が生まれた。 チームは3カード連続の勝ち越しで開幕2戦目以来の勝率5割に復帰し、3位タイに浮上した。指揮官は「(5割は)まあ、元に戻ったくらいという話ですけど」と意に介さず、次戦を見据えた。19日からは首位・ソフトバンクの本拠地・ペイペイDに乗り込み、今シーズン初の貯金生活を目指す。(小松 真也)
報知新聞社