川崎F 来季監督の最有力候補に長谷部茂利氏浮上 今季限りで福岡の監督退任 JFL時代に在籍経験
川崎Fの来季監督の最有力候補に、今季限りで福岡の監督を退任する長谷部茂利氏(53)が挙がっていることが14日までに分かった。 【写真あり】川崎F タイ選手の“送別会”がネットで反響「寂しい」 小林悠不在の理由は… 97年にJFL時代の川崎Fに在籍経験がある長谷部氏は03年に市原(現千葉)で現役を引退。千葉や水戸などでのコーチ、監督を経て20年にJ2だった福岡の監督に就任し、1年目に5年ぶりのJ1昇格を達成した。粘り強い守備からの速攻で昨年はクラブ初タイトルとなるルヴァン杯優勝を果たし、J1でもクラブ史上最高の7位に食い込んだ。柔軟な戦術やシステムの使い分けなど限られた戦力で選手やチームの力を最大限引き出す手腕は高く評価されている。 川崎Fは在任8年で7冠の鬼木達監督(50)が今季限りで退任。「止めて蹴る」の基礎を徹底してボールをつなぎ、攻撃的に戦うスタイルやアカデミー重視、地域密着の基本理念を受け継いでいける後任の選定に動いてきた。その中で候補をクラブOBでもある長谷部氏に一本化。4季ぶりのJ1王座奪回に向けて準備を進めている。