【大学野球】仙台大の2番手・武者倫太郎投手がメンバー入りへ猛アピール…6・10開幕 全日本大学野球選手権
全日本大学野球選手権(6月10日から7日間、神宮ほか)に出場する仙台大(仙台六)と社会人野球・TDK(秋田)が30日、練習試合を行った。仙台大の2番手・武者倫太郎投手(4年=帝京)が2回無失点の好投。優勝した春季リーグ戦はベンチ外も、選手権メンバー入りへ猛アピールした。試合は9―3でTDKが勝利した。 最後まであきらめないと、武者が社会人相手に真っ向勝負だ。1―0の5回から登板し、2回を1安打1奪三振無失点に「しっかり投げられたのは良かった」。1年秋にリーグ戦デビューも、昨年は右肩痛の影響で春秋とも登板なし。今春も調子が上がらず、一試合もベンチ入りできなかった右腕が結果を残した。 「球速は出ていたから(課題は)コントロールだと思った」と投球フォームを見直し、左足を着いた際の膝の角度など細かい点まで意識。ここにきて調子を上げてきた。森本吉謙監督も「状態のいい選手で、そのときのベスト(メンバー)で試合に臨みたい」と激しいチーム内競争を歓迎。「練習からアピールしたい」と意気込む武者が、全国舞台での登板目指して力投を続ける。(有吉 広紀)
報知新聞社