大山のぶ代さんのエッセイ『ぼく、ドラえもんでした。』書影／画像はAmazonから

声優・大山のぶ代さんが、9月29日に老衰のため亡くなっていたことがわかった。NHKをはじめ、複数のテレビ局や新聞社が報じている。 【画像】ゲーム「ダンガンロンパ」シリーズで大山のぶ代さんが演じた初代モノクマ 代表作にTVアニメ『ドラえもん』ドラえもん役（3代目）など。90歳だった。

ドラえもん役、初代モノクマ役で知られる大山のぶ代

大山のぶ代さんは1933年生まれ、東京都出身の声優。俳優／タレントとしても活動し、TVドラマやバラエティ番組に出演。エッセイや料理本など著書も多数刊行している。 声優としては『名犬ラッシー』の吹き替えでデビュー。『サザエさん』では磯野カツオ役（初代）、ゲーム「ダンガンロンパ」シリーズではモノクマ（初代）を演じた。 同シリーズを開発するスパイク・チュンソフトはXを更新。 「『ダンガンロンパ』シリーズでは初代モノクマ役を演じていただき、 とても印象的で魅力的なキャラクターを作り上げていただきました」とコメントしている。

26年間出演した代表作『ドラえもん』では主題歌も

声優としての活動で最も知られているのは、自他ともに認める代表作『ドラえもん』ドラえもん役だ。 1979年から2005年まで26年間にわたって演じ、楽曲「ぼくドラえもん」をはじめとするアニメ主題歌も担当。 後任の水田わさびさんに役を引き継ぐまで、国民的アニメの主役をつとめあげた。 『ドラえもん』が何度も表紙を飾った雑誌『てれびくん』の公式Xは、大山のぶ代さんの訃報に触れ、「50年代から活躍。声優としても #ブーフーウー のブー #ハリスの旋風 の国松 #無敵超人ザンボット3 の神勝平などで活躍、特に #ドラえもん のドラえもんは25年以上演じ親しまれました」と悼んだ。