中京銀行の30代男性行員が預金1500万円を着服、懲戒解雇 「ギャンブルや借金返済に充てた」
中京銀行(名古屋市)は15日、30代の男性行員が顧客の預金約1500万円を着服していたと発表しました。男性行員は14日付で懲戒解雇されています。 懲戒解雇されたのは、稲沢中央支店で渉外係として勤務していた30代の男性行員です。 中京銀行によりますと、男性行員は今年2月から10月までの間に、計6件の顧客から預金として預かった現金を全額入金せずに着服したり、他の顧客の預金から補填したりするなどして、計約1500万円を着服していました。 顧客から10月末に、「渉外係に預けた預金が正確に入金されていないのではないか」と指摘があり、発覚しました。 男性行員は着服を認めていて、競艇やパチンコなどのギャンブルや借金の返済に充てたということです。 中京銀行は、被害を受けた顧客には全額弁済したとしていて、「不祥事の再発防止と信頼回復に向けて全行を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。