ミナト横浜に響く「第九」 大さん橋でコンサート盛況、クリスマスソングも
横浜港をクリスマスや年の瀬の雰囲気で包む毎年恒例の「第九演奏会2024 ウィンターコンサート」が15日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)で開かれた。横浜を拠点に活動するアマチュアオーケストラ「ヨコハマベイフィルハーモニー」の約200人がクリスマスメドレーやベートーベンの「交響曲第9番」(第九)など4曲を演奏と合唱で届けた。同オーケストラが企画し、同ターミナルが共催した。 団員は「そりすべり」「クリスマス・フェスティバル」の演奏に続き、「第九」の第2、第4楽章を披露。「歓喜の歌」では合唱団約130人の歌声が会場を震わせ、訪れた約800人から盛大な拍手が送られた。 今年は「第九」のウィーンでの初演から200年にあたる節目で、団員たちは8月下旬頃から練習を続けた。団長の池谷真澄さん(42)=東京都新宿区=は「天国のベートーベンに聞かせるつもりで演奏したい。『第九』を披露すると、年末が迫ってくるな、と思います」と話していた。
神奈川新聞社