【フィリピン】メラルコ、世界最大の太陽光から電力調達
フィリピンの配電最大手マニラ電力(メラルコ)は26日、北部ルソン島で建設が進められている世界最大規模の太陽光発電所から電力を調達すると発表した。電力需給の逼迫(ひっぱく)リスクが高い同地域で、供給体制の改善を見込む。 エンジニアリング子会社を通じ、同発電所を開発するテラ・ソーラー・フィリピンと送電網の接続に向けた重要インフラの設計と構築について契約を交わした。 主集電変電所(34.5/230/500キロボルト)、2カ所のサテライト集電変電所(34.5/230キロボルト)、二つのダブルサーキット送電線(230キロボルト)などを整備する。 テラ・ソーラーは、ルソン島のヌエバエシハ州とブラカン州にまたがる35平方キロメートルの敷地で世界最大級の太陽光発電施設と蓄電設備の建設を進めている。2026年2月に第1期分、27年2月に第2期分の稼働を目指している。