はじめから予想されていた!? 大河ドラマ「花燃ゆ」苦戦のワケ
“イケメン”の次は“美熟女”も投入
そして、ドラマのキャッチコピーも「幕末男子の育て方。」と、女性目線の印象が強い。 「従来の大河は、歴史に名を残した偉人の生き様を、その周りにいる人物との“絆”や“愛”などを盛り込み、スケール感あふれるストーリー展開が支持されてきたが、『花燃ゆ』の場合は、女性視聴者層を意識し過ぎるあまり、ホームドラマのような軽い印象がある。新たな視聴者層を獲得するための“挑戦”は支持できますが、エポックメイキングとなる重要な史実を丁寧に描かなかったり、安易なイケメン路線は、従来の大河ファンにソッポを向かれる要因になっている」(市川氏) 昨年の追加キャスト発表では、松坂慶子、かたせ梨乃、若村麻由美、麻生祐未、井川遥といった“美熟女”投入で「セクシー大河」を目指すと同作品のプロデューサーが宣言しているだけに、離れていったおじさま視聴者が再び戻ってくるのか、今後に注目である。 (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)