【MLB】ドジャース・大谷翔平が球団史上3人目の「30-30」達成 出場108試合目は歴代3位のスピード記録
日本時間8月4日、ドジャースの大谷翔平はアスレチックス戦に「1番・DH」でスタメン出場し、自身初となる1試合3盗塁をマーク。今季の盗塁数を31とした。大谷は今季すでに33本塁打を放っているため、日本人選手として初めて「30-30」を達成したことに。ドジャースでは1997年と1999年のラウル・モンデシー、2011年のマット・ケンプに次いで3人目(4度目)の快挙となった。また、出場108試合目での「30-30」達成は歴代3位タイのスピード記録となっている。 大谷は2021年に46本塁打&26盗塁、2023年に44本塁打&20盗塁をマークし、2度の「40-20」を達成。しかし、メジャー6年間で「30-30」を達成したシーズンは1度もなかった。今季は7月に月間12盗塁と一気にペースを上げ、今日の試合では自身初の1試合3盗塁。このうち2つ目の盗塁がシーズン30個目となり、自身初の「30-30」を達成した。 過去には1987年のエリック・デービスが出場90試合目、1998年のアレックス・ロドリゲスが出場107試合目で「30-30」を達成。大谷は出場108試合目での達成となり、1973年のボビー・ボンズ(=通算762本塁打を記録したバリー・ボンズの父)と並ぶ歴代3位タイのスピード記録となった。大谷とボンズに次ぐのは、出場110試合目で達成した1988年のホセ・カンセコである。 ドジャースは今季111試合を消化し、大谷は33本塁打&31盗塁を記録。シーズン162試合に換算すると、48本塁打&45盗塁ペースとなり、故障さえなければ、1988年のカンセコ、1996年のバリー・ボンズ、1998年のロドリゲス、2006年のアルフォンゾ・ソリアーノ、2023年のロナルド・アクーニャJr.に次ぐ史上6人目の「40-40」達成はほぼ確実だろう。7月に月間12盗塁を記録したことを考えると、前人未到の「50-50」に手が届く可能性すらある。ちなみに指名打者をメインに務めている選手が「30-30」を達成したのは、今季の大谷が初めてである。