石破総裁、自民新執行部を正式発足 「安定」重視した布陣に
日テレNEWS NNN
自民党の石破総裁は30日、新しい党の執行部を正式に発足させました。自民党本部前から中継です。 総裁選で接戦を制した石破総裁の最大の難関は対立を深めた自民党の再生です。そのため、先ほど正式決定した党役員人事では、森山氏を幹事長とするなど「安定」を重視した布陣となりました。 自民党・石破総裁 「自由民主党総裁として国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安心安全な国にしていくために、全身全霊を尽くしてまいる所存であります」 自民党は菅副総裁、森山幹事長、小野寺政調会長、鈴木総務会長、小泉選対委員長などの役員人事を正式に決定しました。 また麻生最高顧問の人事も正式に承認されました。麻生氏は国政選挙での勝利を目指すことを強調しました。その衆院選をめぐっては複数の自民党幹部によりますと、石破総裁はこのあと衆議院を解散する意向を表明する方針です。 これに対し野党側は早速、反発しています。 立憲民主党・笠国対委員長 「石破さん自身が、国民に判断していただける材料を提供するのが、新しい首相の責任だと、ご自身の発言をしっかりと守っていただき、約束を守っていただきたい」 立憲民主党の笠国対委員長は能登半島の大雨を受け補正予算を成立させるべきで予算委員会での十分な議論が必要だとの認識を示しました。 ある立憲民主党の幹部は「石破さんは総理になった途端に筋を曲げて議論から逃げた」と批判しています。 石破総裁は「国民の納得を得る」と常に話しています。野党の反発を受ける中、石破総裁がこのあと解散についてどのように説明するか注目されます。