竜脚類にスポット 動くティラノのロボットも 丹波竜化石工房で特別展/兵庫・丹波市
丹波竜化石工房「ちーたんの館」(兵庫県丹波市山南町谷川)で、夏期特別展「BIGs―丹波竜と竜脚類の進化」が開かれている。丹波市制20周年記念事業の一環。丹波竜(タンバティタニス)が含まれる竜脚類の進化にスポットを当て、その起源や巨大化の秘密をたどる。9月23日まで。午前10時―午後5時。 展示の目玉は、カマラサウルスの全身骨格。幼体とはいえ全長4・6メートル、高さ2メートルほどあり、約5割が実物の化石。丹波竜の全身骨格と並べるように展示されており、さまざまな部位を比較しながら見学できる。教育普及専門員の朝永悠斗さんは、「どこが実物の化石なのかを観察するのも面白い」と話す。 地球史上最も大きい陸上動物とされるアルゼンチノサウルスの背骨(レプリカ)や、オピストコエリカウディアの尾椎(同)、アンテトニトルスの胴椎(同)などもあり、竜脚類の骨格の進化や骨の特殊性を学べる。 この他、9月1日まで、動くティラノサウルスのロボットが展示されている。 同館は夏期特別展終了後、拡充工事に入るため、来年7月に予定するリニューアルオープンまで休館する。 8月31日までは無休。以降は月曜休館(祝日は開館)。大人210円、小中学生100円。