子どもに無料でおにぎりや弁当を支援、年間利用者7700人に FMとよみが「未来チケット」 豊見城役所内の売店 沖縄
豊見城市のコミュニティーFMラジオ、FMとよみが市役所内で運営する売店「ラ・マジュン」で実施している食事支援「こども未来チケット」の年間の利用者が、7710人に上った。中学生までの子どもを対象に、無料でおにぎりや弁当を食べてもらおうと始めた取り組み。FMとよみの安慶名雅明社長は「こんなにたくさんの子どもたちが利用している。(公共の場として)もっとオープンにしたい」と話す。 【写真】子どもの弁当作りに思い込め、累計1000個達成
安慶名社長が昨年2月、奈良県での取り組みを紹介する番組を見たことがきっかけで同5月にスタートさせた。「こども未来チケット」は大人が寄付したチケットを使って、子どもたちが無料で食事できる取り組み。寄付は個人や企業からの協賛で成り立っている。FMとよみの番組で支援企業名を流すCMのサービスも付けている。延べ17社からの支援があった。 豊見城市は防災に力を入れており、安慶名社長は「(市役所で)食料を出せるのは一つの訓練だと考える。大災害が起きた時、市役所に避難してきた人たちに3~4日分は食事を提供できるような体制は持っているつもりだ。防災とも結び付けられないかと考えている」と事業の継続に向けて力を込める。 売店の営業時間は平日午前9時~午後6時。協力金は個人が200円から。企業団体の協力も求めている。問い合わせはFMとよみ、電話098(850)5517。 (田中芳)
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