安房この本だいすきの会が30周年記念誌発行(千葉県)
安房この本だいすきの会(平川政男代表)は、創立30周年記念誌「この本だいすき」を発行した。 「子どもたちに読書の喜びを」と、読み聞かせを中心に活動する同会。平成5年の発足以来、著名な作家や研究者を招いたセミナーの開催、厳選作品の紹介などにも精力的に取り組んできた。 記念誌は「読み聞かせ活動を主軸に、学びや実践を重ねてきた活動を、さらに広げ、つなげていくこと」(関係者)を願い、まとめたという。 B5判93ページ(巻末資料を除く)で▽1章=30年を顧みつつさらなる歩みへの展望▽2章=宮川ひろさん、早乙女勝元さん、松居直さんら研究者や作家・編集者からの学び▽3章=「ももんちゃんシリーズ」「かさぶたくん」など5作品の読書会報告▽4章=会員34人が執筆した「私の活動」「私と絵本・物語」▽5章=「戦争・平和を考える絵本・物語」20冊▽6章=「おすすめの絵本・物語」100冊――の6章構成。 幼保園や学校、図書館などに無償で届けており、同会では「子どもたちに絵本や物語の魅力、面白さを伝えてくださる方々に活用してもらえれば」と話している。 残部があり、経費分の500円(送料別)で配布している。問い合わせなどは、同会編集責任者の原さん(04―7092―5748)へ。