NMB48が特殊詐欺対策呼びかけ 110番通報、いたずら23万件
「110番の日」の10日、大阪府警が大阪府枚方市内で、適切な通報や特殊詐欺対策を呼びかけるイベントを開いた。警察庁から「特別防犯支援官」を委嘱されているアイドルグループNMB48のメンバーも参加した。 【写真】大阪のおばちゃんに扮した府警の警察官らが還付金詐欺にだまされかける寸劇を披露した=2025年1月10日、大阪府枚方市、小島弘之撮影 府警によると、昨年1年間に受理した110番通報は計114万7917件(前年比3%減)で、3年連続100万件超だった。全体の約20%にあたる約23万件がいたずら電話などで、約16%を占める「要望・苦情・相談」の中には「家に虫が出た」「免許証の住所を変更したい」という内容もあったという。 イベントで府警の警察官は「110番は事件・事故に遭った人の緊急用の電話。いたずらの110番は犯罪」と呼びかけた。緊急性のない悩みや相談は警察相談ダイヤル(#9110番)の利用を促している。 この日はNMB48の塩月希依音さん(19)と青原和花さん(21)も参加。特殊詐欺の被害防止対策として、固定電話を在宅中も留守番電話に設定したり、防犯機能付き電話を活用したりするよう呼びかけた。(小島弘之)
朝日新聞社