液状化からの復興誓う獅子舞 内灘・西荒屋公民館文化祭
能登半島地震による液状化で被害を受けた内灘町西荒屋区で3日、地元公民館のイベント「文化祭withがんばろう西荒屋」(北國新聞社後援)が開かれ、伝統の獅子舞が披露された。イベントに合わせてふるさとに戻った住民は、勇壮な舞に地震から立ち上がる被災地の姿を重ね合わせ、復興へ決意を新たにした。 獅子舞は9月21日の「うちなだ復興まつり」で行う予定だったが、豪雨で中止されたため文化祭で実施した。西荒屋公民館前の会場では青壮年団や育成会が模擬店を出し、西荒屋の復興を象徴するキャッチフレーズを募った。 自宅が大規模半壊し、津幡町に避難している黒田邦彦区長(72)は「久しぶりに多くの住民が集まった。今後も地域の絆を大切にしていきたい」と話した。