石こうボード製造会社の工場周辺で硫化水素検出 三重・川越町
日テレNEWS NNN
三重県川越町の石こうボード製造会社の工場の周辺で、硫化水素が検出されていたことがわかりました。これまでに、健康被害は確認されていません。 三重県によりますと今年4月、川越町にある石こうボード製造会社「チヨダウーテ」の工場で、「工場付近の神社で悪臭がする」などと匿名で県に通報がありました。 県が調査したところ、工場周辺の水路の水面付近で硫化水素が検出されたということです。 通常、地面から1.5メートルほどの高さで測定するものですが、その高さではほぼ検出されなかったということです。これまでに、健康被害は確認されていません。 また、県が工場の敷地内を確認したところ、地面の中から石こうボードのようなものが見つかったということです。 工場周辺では、これ以外に硫化水素の発生源となるものは見つかっておらず、県は発生源の可能性もあるとみて調査を進めるとともに、廃棄物処理法違反にあたる場合は行政処分を検討するとしています。 中京テレビの取材に対し、チヨダウーテは「近隣住民に申し訳なく思う。県と連携して調査を進め、速やかに問題解決に動いていく」としています。