シャガールのリトグラフ作品を初公開! メナード美術館でシャガール版画展/愛知
メナード美術館(小牧市)では、マルク・シャガール(1887-1985)のリトグラフ作品を展示する展覧会、「所蔵企画 シャガール版画展 -重ねる色 重なる愛-」を開催する。メナード美術館が所蔵する4つのカラー・リトグラフ集より、94枚を展示。オペラ「カルメン」に題材を得たリトグラフ《カルメン》がコレクションより初公開となる。期間は5月17日~7月13日。 97年の長い生涯で色彩豊かな名作品を数多く生み出し、20世紀を代表する画家と称されるシャガール。中でも版画作品には油彩画に等しく情熱を注ぎ、「私の哀しみのすべて、喜びのすべてをその中におさめることができる」と、版画作品について語っている。
今回展示されるのは、シャガールの版画作品で最も高く評価されている「カラー・リトグラフ」という技法を用いた作品。色を重ね、色を紡ぎだすことで生まれるカラー・リトグラフ作品は、色彩画家としてのシャガールの才能を鮮やかに発揮している作品だと言える。シャガール初のカラー・リトグラフ集や、70歳を越したシャガールがギリシア神話の愛の世界を描いた作品、200部限定のリトグラフ作品など、美術館珠玉のシャガール版画作品を公開。