憧れは作新学院出身レジェンド右腕 巨人育成2位・堀江正太郎は栃木大会で1試合19K…伝説の記録あと2
巨人から育成2位で指名された文星芸大付・堀江正太郎投手(18)が20日、“江川2世”に名乗りを上げた。最速147キロの直球が武器の187センチの長身右腕は、同じ栃木の作新学院を経て、巨人で活躍した江川卓を憧れのエースの一人に挙げ「同じ投手としてすごく尊敬していますし、偉大な投手に少しでも追いつけるように」と誓った。 今夏の栃木大会2回戦・足利戦では、江川の持つ大会記録21奪三振に迫る1試合19奪三振を記録し、「自分の力を出せば、記録を超えられるという思いは頭の中にあった」。惜しくも大会記録には届かなかったが、大先輩の背中を追いかけて快投につなげた。 宇都宮市内で支度金290万円、年俸360万円(金額はいずれも推定)で仮契約し、背番号「014」に決定。「20歳で支配下に上がって東京Dのマウンドに立つことが一番(の理想)」。レジェンドを追いかけて、プロで羽ばたく準備を進めていく。(小島 和之) ◆堀江 正太郎(ほりえ・しょうたろう)2006年10月8日、東京都生まれ。18歳。小学4年から野球を始め、中学時代は東東京ポニーに所属。文星芸大付では1年秋からベンチ入り。2年夏の栃木大会では全5試合に救援登板して甲子園出場。2年秋からエース。持ち球はスライダー、フォークなど。187センチ、88キロ。右投右打。
報知新聞社