「昨季は最初の30~40試合を無駄にした」八村塁が前年の反省を踏まえた意識改革を明かす「今年は細部にこだわるつもり」<DUNKSHOOT>
NBA2023-24シーズンの後半戦、ロサンゼルス・レイカーズは絶好調だった。特に八村塁をスターティングラインナップに加えた2月以降はリーグ5位の23勝10敗、勝率にして69.7%。シーズンを通じてこの調子で勝ち続けられれば、57勝前後はできるペースだった。 【PHOTO】レブロン、八村塁らが所属するレイカーズの試合を華やかに彩る“レイカーガールズ”を特集! ただ、実際の昨季成績は47勝35敗で勝率57.3%。その原因が、1月終了時点まで迷走が続き、勝率5割前後を彷徨うなど、なかなか波に乗れなかった部分にあることは間違いない。 昨季のチームが超スロースタートだったことを、選手たちももちろん自覚している。レイカーズ3年目を迎える八村は、米メディア『Spectrum SportsNet』のインタビュー内で、昨季前半にもたついたこと、そしてそれを反省点として、今季はいかに集中力を高めているかを語った。 「シーズン前にも話したと思うけど、今年は細部にこだわるつもりだ。プレシーズンだろうと関係なく、すべてのポゼッションに集中する。僕らにとってはそれが練習。まだ練習回数が少ないから、こういうことがシーズンに向けていいリズムを作るのに役立つんだ。 昨季、僕たちは最初の30~40試合を無駄にしてしまったけど、その後は復活してプレーオフに進出した。だけど今年も同じことができるとは思わないから、開幕からこれまでやってきたことをしっかり出せるようにプレーしなければね」 様々なメディアが公開している今季の順位予想で、レイカーズは軒並みウエスタン・カンファレンスの10位前後に沈んでいる。昨季の成績、プレーオフでデンバー・ナゲッツに1勝4敗で惨敗したこと、オフにほとんど補強しなかったこと、新指揮官にコーチ経験皆無で未知数のJJ・レディックを招聘したことなどを考えれば、それも致し方ないのかもしれない。 ただ、レブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスの2大スーパースターを筆頭に、ロスターにはタレントが揃っており、昨季後半戦に快進撃を見せた際のメンバーも健在。序盤戦から集中力を高めて安定した戦いを披露できれば、ウエスト上位陣を脅かすことも十分可能なだけに、レイカーズと八村には大いに期待したいところだ。 構成●ダンクシュート編集部
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