ワカサギ釣り解禁を延期 福島県北塩原村 桧原湖と小野川湖 暖冬で湖面の氷結見込めず
暖冬の影響で福島県北塩原村の桧原湖と小野川湖は湖面の氷結が見込めず安全を確保できないとして、檜原漁協は現時点での氷上ワカサギ釣りの解禁はできないと5日、交流サイト(SNS)で発表した。 例年だと1月下旬には湖全体が凍り始め、3月初旬まで穴釣りが楽しめる。今季は最も寒い時期の2月初旬を過ぎても氷結してない場所があるなど、十分な氷の厚さに至っておらず、安全面から解禁を延期した。 ただ、2月3日ごろから寒さが本格化し湖面の氷結が進んでいる。同漁協によると、今後の天候次第だが、氷が十分な厚さになれば解禁するという。 氷上穴釣りの解禁延期は、2020(令和2)年2月以来4年ぶり。その年は解禁されず、釣り客数は東日本大震災が起きた2011(平成23)年の翌年を下回り、釣り券売り上げも前年比3割減となった。 漁協は「解禁延期は断腸の思いだが、安全には代えられない。事故が起きないよう釣り客に注意を呼びかける」と話している。