<ザ・ファブル>新章のラスボス“宇津帆役”藤真秀の魅惑の演技に視聴者うなる「生々しい悪徳感」
テレビアニメ「ザ・ファブル」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ディズニープラスで見放題独占配信)の第19話「ウソと嘘…。」が8月17日に放送・配信され、新章のラスボスである宇津帆を演じる藤真秀の不気味だが説得力のある魅惑の演技に多くの視聴者がうなった。(以下、ネタバレがあります) 【写真】“ファブル”佐藤明が「一睡もせず」に描いたゆる~いサンタクロースの絵も登場 ■アニメ「ザ・ファブル」とは 同作は、南勝久の同名人気コミックをアニメ化したもので、殺しの英才教育を施された“殺しの天才”・通称「ファブル」(CV:興津和幸)が、ボス(CV:小村哲生)から「1年間誰も殺してはならない」という指令を受け、“佐藤明”として人殺しをしない暮らしを送る姿を描く。 第19話では、明がクリスマスのチラシのイラストを作成することに。そんな佐藤の活躍が面白くない貝沼(CV:朝比奈拓見)は、変装して帰り道の明を襲おうと画策。サングラスにマスクに帽子といういでたちで、明が普段通っている公園で待ち伏せていると、通りかかった明に「風邪か? 貝沼くん」と声をかけられ、慌てて逃げだす。 翌日、明が描いてきたサンタのイラストを見た岬(CV:花澤香菜)と田高田(CV:大西健晴)は、「一睡もしてない」という明の発言を聞き、こみ上げる笑いを必死にこらえる。そして、田高田は「もう少し肩の力を抜いて、楽しんで描いたらどうや?」と助言する。 オクトパスに平和な空気が流れる中、配達に訪れた先で明は、宇津帆とヒナコ(CV:安済知佳)と邂逅。明は、4年前の途中で中止になった仕事のターゲットで行方不明になった男が宇津帆と同一人物であると気付き、ヒナコと鈴木(CV:子安武人)の取り合わせに不穏なものを感じる。 ■“新章のラスボス”宇津帆が動き出す…! 一方、鈴木と酒を酌み交わしながら語る宇津帆は、4年前にファブルに狙われながらも生きながらえたこと、ヒナコの過去と足をけがしたてん末、ヒナコの両親を殺したことなどを打ち明け、不気味に笑う。その後、貝沼の母親から金を搾り取るための計画を進める宇津帆は、貝沼と彼の母親を事務所に呼び出す――。 ターゲットとなる“親バカ”な親と過保護に育てられた子どもについて語る宇津帆を、藤真は淡々と話しながら怪しさの中に妙な説得力をこめた言い方で熱演。さらに犯罪計画を語る場面でも、余裕のあるせりふ回しで海千山千のキャラクターとして描き出しており、視聴者たちをうならせた。 SNS上では、「声がすごく生々しい悪徳感がある…!!」「藤真秀さんの宇津帆がいい意味で味があってええ」「宇津帆の中の人、藤真秀、実にいい声していてなんか落ち着く」「宇津帆の中の人、いい声してるなぁ」など、藤真の演技を絶賛する声があふれた。 ◆文=原田健