野球部の47人が門出 後輩にエール 明石商で卒業式 /兵庫
<センバツ2019> 今春のセンバツに出場する明石商で26日、卒業式があり、昨夏の甲子園メンバーを含む3年生野球部員47人が後輩たちにエールを送り、新たなステージに向けて飛び立った。 式の後、卒業部員たちはグラウンドに降り、整列した1、2年生に向けて「全国制覇を目指し、一日一日を大切に過ごしてほしい」などと声を掛けた。 前主将の右田治信さんは「夏の甲子園を経験しているメンバーが多く頼もしい。優勝を狙える力もある」と話し、普段から甲子園を想定して練習することの大切さを強調。昨夏の甲子園で先発した加田悠真さんは「緊張するだろうが、大歓声を味方にできるくらいの余裕を持って臨んでほしい」と激励した。ナインは先輩たちに花束を渡して春の躍進を約束。重宮涼主将(2年)は「先輩たちが明石商の野球部を誇りに思い続けてくれるよう、しっかり結果を出したい」と意気込んだ。 学びやを後にする先輩たちを見送った後、ナインは気持ちを切り替えたように大きな声を出して練習を始めた。【黒詰拓也】 〔神戸版〕