許可されていないパソコンで秘密データ取り扱う 2等陸曹を減給処分 陸自北富士駐屯地 山梨
陸上自衛隊北富士駐屯地は26日、秘密情報を含む業務用データを許可されていないパソコンで取り扱ったとして30代の男性隊員を減給の懲戒処分としました。 減給1か月(30分の1)の懲戒処分を受けたのは東部方面特科連隊の30代の男性2等陸曹です。 北富士駐屯地広報室によりますと、2等陸曹は2022年8月4日、駐屯地の執務室で秘密のデータの取り扱いが許可されていないセキュリティの低いパソコンで秘密の業務用データを取り扱ったものです。 自衛隊では情報の流出を防ぐため、秘密が含まれるデータの取り扱いはセキュリティの高いパソコンに限られています。 2等陸曹は取り扱ったデータの中に秘密情報が含まれている認識がなかったということで、データの取り扱いをチェックしている自衛隊内の監査機関からの指摘で発覚しました。 その後の調査で秘密のデータの流出は確認されていないということです。 東部方面特科連隊の水越洋光連隊長は「今後はこれまで以上に関係規則に基づく教育や指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。