DeNA・三浦監督「リーグ優勝がなくなった時点で“日本一”を目指そうと言ってきた」2010年ロッテ以来 シーズン3位で日本一の下剋上へ
<2024年10月21日 クライマックスシリーズ セ・リーグ・ファイナルステージ第6戦 @東京ドーム> 【動画】大谷翔平は道具も異次元だった!元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁 DeNAが巨人を破り対戦成績を4勝3敗とし、7年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。 同点の9回、キャプテン牧秀悟内野手(26)が値千金の勝ち越し打を放ち、守護神森原康平投手が(32)が巨人の上位打線を3人で締めて逃げ切った。 3位から勝ち上がったDeNAは下剋上の総仕上げを目指し、26日からパ・リーグ王者のソフトバンクと日本一をかけて対戦する。 右翼スタンドの悲鳴と左翼スタンドの大歓声が交錯した。牧の打球が三遊間を抜け、三走森がゆっくりと決勝のホームを踏みしめる。 ブルペン待機で8回からマウンドに上がっていた菅野がガックリとうなだれる。3勝3敗で迎えた最終第6戦は最後の最後にドラマが待っていた。 ファーストステージで阪神に連勝して勝ち上がり、ファイナルステージもいきなり巨人に3連勝して王手をかけた。 しかし、セ・リーグ王者の意地の前に連敗して3勝3敗となり、この日も4回までに2点を先行される厳しい展開だった。 この状況を打開したのが8番森のバットだった。4回無死一塁から右中間を深々と破る追撃のタイムリー三塁打を放つと、続く代打フォードの中前タイムリーで同点のホームを踏んだ。 そして、9回は先頭で右前打で出塁して、決勝点につなげた。初回、自らの悪送球で先制を許しただけに、まさにバットで借りを返した格好だ。 仕上げはキャプテン牧。9月下旬、キャプテンはナインを集めて話し合い、「勝ち切る覚悟」という新しいスローガンを掲げて戦ってきた。優勝は逃したが、広島との激しい3位争いを制して、日本シリーズまで駆け上がった。 「選手たちは体がいっぱいっぱいのところ、今日の試合も気力を振り絞って本当に一生懸命戦ってくれました。リーグ優勝ができなくなった時点で“クライマックスから日本一を目指そう”と言ってきましたが、選手たちがギアを上げて大きく成長したと思います。最後はもう気持ち一つで、みんなで勝つことができました」と三浦監督は選手の頑張りをねぎらった。 日本シリーズの相手は、7年前に敗れている同じソフトバンクだ。 「日本シリーズ?まだそこまで考えられないですね。まあ、頑張ります」と指揮官はとぼけたが、この勢いがあれば2010年の千葉ロッテ以来の3位進出チームの下剋上も夢ではない。 テレ東リアライブ編集部
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