日航機炎上事故を受け羽田空港で消火救難訓練…実物の飛行機を用意、消防車など153台とヘリも参加
東京・羽田空港で24日午後、着陸に失敗した旅客機が滑走路で炎上し、多くの負傷者が出たとの想定で消火救難訓練が始まった。1月の航空機衝突事故で浮上した課題を踏まえ、救急車両の誘導など13の訓練項目を拡充した。国土交通省、消防、航空各社、医師会など96団体から1026人が参加している。
国際線の旅客機が着陸する際にB滑走路を逸脱し、停止後、左エンジンから火が出て機体に燃え広がったと想定。訓練のため、実物の飛行機(ボーイング737―500型)を用意した。
消防車やドクターカーなど車153台に加え、救急用のヘリコプターも飛ばし、消火や負傷者への救助・医療活動の手順を午後4時頃まで3時間にわたり確認する。