【ラジオNIKKEI賞】前走ダートで完敗のセットアップ 小回り芝千八で巻き返し狙う
<美浦トレセン> セットアップはダート初挑戦の前走・サウジダービーで11着。鹿戸調教師は「(ペースが流れて)息を抜くひまがなかったし、厳しい競馬だったね。思ったよりダートも深くて合わなかったみたい」と振り返る。今回は4馬身差で圧勝した札幌2歳Sと同じ小回りの芝1800メートルが舞台。「ハンデ58キロはきついけど、能力はあると思っているので」と巻き返しを狙う。 アレグロブリランテは皐月賞15着以来になるが、放牧を挟んで臨戦態勢は整っている。スプリングS2着と実績は十分で、上原佑調教師は「いいときに比べてそう見劣らない状態で、体のバランスも整っています。(新馬勝ちの)福島は適性があり、ハンデ56キロも想定内。楽しみです」と期待する。 ウインマクシマムは前走・青葉賞で5着。畠山調教師は「離れた2番手追走で一生懸命になりすぎて、タメが利かなかった」と振り返る。今回は600メートル短縮になるが、「このぐらいの距離の方がリズム良く走れるはず。仕上がりはいいし、スムーズなら十分戦えると思っている」と反撃を期す。 ショーマンフリートは前走で1勝クラスを突破。3番手追走から息の長い末脚で押し切った。過去の重賞2戦は結果が出ていないが、松本助手は「当時は元気がなかった。今はフレッシュな感じで調教ができているし、1週前追い切りでは併せたソールオリエンスに最後まで食い下がっていた。順調にきています」と状態の良さを強調する。