エスポラーダ北海道・山田優介

2月18日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にてFリーグ2023-2024ディビジョン1・2入替戦の第2戦が行われ、エスポラーダ北海道とヴォスクオーレ仙台が対戦。北海道は2-3で敗れた。 自慢の左足で何度もチャンスをつくった。だが、ゴールネットを揺らすには至らなかった。北海道の25歳・山田優介はF2降格という結果を「自分の責任」と受け止めた。第1戦では水上玄太とのコンビネーションから左足でシュートを放つもGKに止められた。 第2戦でも室田祐希、堀米将太などベテラン選手の中で、数少ない若手選手の1人として長時間ピッチに立った。ファン・サポーターを含めて北海道の未来を担う存在として期待されていることはわかっている。だからこそ、F2で戦うことになる来シーズンは「自分が背負うぐらいの気持ちでやりたい」と誓った。

先輩方を超えられるように

──残念ながら、F2降格という結果になってしまいました。 リーグ戦で最下位になってしまって、最後ここだけは勝ちたかったですけど……。試合が終わったばかりで、まだ気持ちを切り替えられていません。 ──第1戦も第2戦も惜しいシーンがありました。 第1戦で（水上）玄太さんからの落としをシュートした場面があって、あれが決まっていたら勝敗も違っていたのかなと思います。第2戦でもシュートを打ったのですが決められなくて……。 ──エスポラーダに加入して3年目。チームの主力選手の1人になってきていると思います。 自分がチームを勝たせるぐらいの気持ちで臨んだシーズンだったのですが、ゴールを決め切るところができなかったので、本当に不甲斐ないです。 ──第1戦終了後、室田祐希選手は「若手にもっと気持ちを出してほしい」と話していましたが。 僕たち、若手と言われている選手たちの中にも熱い気持ちはあります。ただ、外に向けて伝わっていないというのであれば、それは受け止めなければいけません。 ──北海道は30代以上のベテランの選手の活躍が目立ちます。 これからエスポラーダが強くなるには若手の成長が絶対に必要になります。室田選手も引退されてしまうので、自分たちが先輩方を超えられるように頑張っていきます。 ──「次のエースは山田優介だ」と言われるようになりたい？ はい。周りからの期待も感じますし、自分が背負うぐらいの気持ちでやりたいです。来シーズンはF2になりますけど、そこで結果を出してF1に帰ってきたいです。