名将が率いる銀河学院高校女子駅伝部 選手と監督の心を一つに「都大路」を駆け抜ける!【アナたにプレゼン・テレビ派】
まず、1つ目の「去年の悔しさ」についてです。入賞は8位までとなりますが、2023年は9位となり、8位の高校との差はわずか3秒で、あと一歩及びませんでした。選手たちの中では、初出場で9位の喜び以上に、3秒届かなかった悔しさの方が大きかったことから、この1年間で鍛錬はもちろん、精神面も鍛えました。
その精神面は、駅伝シーズン前の9月に始めた「誰かじゃなくて私がやる。気持ちで勝ち取る日本一。」という、円陣を組んだ声出しに表れています。出場する選手も、しない選手も「都大路」のために気持ちを1つに、そして「駅伝はチームスポーツ」という森政監督の心情も落とし込みながら、鍛錬に励んできました。
続いて、2つ目の「森政監督の存在」についてです。岡山・興譲館高校を2度日本一に導いただけでなく、女子10,000m日本代表の新谷仁美選手などオリンピアンを育てた名将です。しかし、銀河学院に就任した当時は、選手も集まっていなければ、環境面も整っておらず、選手と一緒に監督自身もグラウンドにラインを引くところから始めたそうです。監督の喜びは「選手自ら動いてくれることが、指導者としての嬉しい瞬間で、優勝インタビューを受けることも嬉しいけれど、今はまた違った喜びがある。」と話していました。
監督は、銀河学院高校に就任してから毎朝3時に起床し、寮に住む選手のために朝食を作っています。監督は料理をしていませんでしたが、環境面が整っていないことで、朝食も用意できないため「自分が作るしかない」と始めたそうです。今では、豊富な品数を揃えられますが、最初は料理が苦手で包丁を持つ時間も少なく、料理を続けているうちに「腱鞘炎になった」と話していました。
目標は「都大路で去年を上回る最高の走りを!」です。全国高校駅伝は、12月22日(日)に行われます。銀河学院の躍進と活躍から、今後も目が離せません!