コシ強い粒あん詰める伝統の製法で… 金沢の正月の縁起物「福梅」づくりが本格化
テレビ金沢NEWS
金沢の正月を彩る縁起物の和菓子「福梅」の製造が本格化しています。
福梅は、加賀藩主・前田家の家紋「剣梅鉢」に由来し、梅の花をかたどった紅白の伝統的な和菓子です。
金沢市の和菓子店「森八」の工場では、通常の最中よりも厚くかために焼き上げられた皮に、米あめを練りこんだコシの強い粒あんを一つ一つ手作業で詰めていく昔ながらの製法で、紅白の福梅が作られていました。 11月中旬から始まった福梅づくりは12月下旬に製造のピークを迎え、多い日には1日に2万4000個が作られるということです。
森八・中宮 千里 若女将 「お正月のための迎春菓ではあるのですが、近ごろの需要はお歳暮の需要だったりとか、年末がピーク。このお菓子が皆さんの笑顔につながるといいなと思います」
森八では今シーズン、例年並みとなる40万個の製造を予定しています。