「新紙幣」の導入でどうやって「家に保管しているお金」がバレるのでしょうか? 少しずつ使っていけばバレないですよね…。
相続税の脱税をするとどうなる?
相続税は、相続した資産が法令によって定められた基礎控除額を超えたときに払わなくてはなりません。基礎控除額は、「3000万円+法定相続人×600万円」です。相続人の数が1人なら基礎控除額は3600万円、相続人の数が3人なら4800万円です。 相続税を申請期限内に申請しなかった場合、延滞した日数に応じて課税される「延滞税」が発生します。申告を行わなかった場合は「無申告加算税」が課税され、申告内容を偽装した場合は、「重加算税」が課税されます。 脱税行為が悪質である場合には、懲役や罰金が科される刑事罰に処されることもあるため、相続税の申請は正しく行いましょう。
相続の際はタンス預金の申請も忘れずに
タンス預金は、税務署に正確な資産を把握されないというメリットがあります。新紙幣が導入されても、旧紙幣が使えなくなるわけではないため、慌てて交換を行う必要はありません。 タンス預金を脱税に利用する人もいますが、相続税をきちんと申請しないと余分な税金が発生するほか、刑事罰に処される可能性もあります。相続の際はタンス預金の額もきちんと申請を行いましょう。 出典 国税庁 No.4152 相続税の計算 国税庁 No.9205 延滞税について 国税庁 No.4211 相続税の延納 国税庁 相続税、贈与税の過少申告加算税及び無申告加算税の取扱いについて(事務運営指針) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部