写真＝TVガイドWeb

　フジテレビ系では、8月17日に土曜プレミアム「ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル」（午後9：00）をおくる。1999年にスタートした「ほんとにあった怖い話」（通称：「ほん怖」）は、実際の心霊体験を基にしたオムニバス形式のリアルホラーエンターテインメント。視聴者の証言をもとに、ゾッとする恐怖や心霊現象に立ち向かう人々の姿を描いた本作は、夏の風物詩として定着し、今年で25周年を迎える。また、“「ほん怖」クラブリーダー”の稲垣吾郎もリーダー就任から20周年となるダブルメモリアルイヤーとなる。 　記念すべきスペシャルエピソードには、香取慎吾の出演も決定。香取はフジテレビ系のドラマ作品「人にやさしく」（2002年）や「西遊記」（2006年）など、数々の名作に出演してきたが、「ほん怖」は初出演で、初主演となる。 　香取は、主演を務めるエピソード「視える!?」で、未来が視（み）えるために変人扱いされるが、実は心優しい高校教師を演じる。高校教師の磯村武（香取）は、未来が視えることで生徒から「心配性の変わり者」と思われ、“ミライ先生”と呼ばれている。磯村は最近、視える回数が増えていることを気にしており、行きつけのスナックの店主・マリエに手相を見てもらうと、視える回数が増えているのは「必要に迫られているから」と言われる。また、磯村の行動が「本来起こるべき未来を変えてしまっているから気を付けて」と忠告される。その帰り道、磯村は繁華街で若い女性が酔っ払いに絡まれているのを見て、未来の嫌な予感がしたため止めに入り、そこで偶然、担任クラスの生徒・美咲と遭遇。その頃から美咲に関する未来が視え始める。 　「ほん怖」への出演が決まった香取は、「“あちゃ～、マジか！”と思いました（笑）。というのも僕は、怖いものが苦手で。実はこの『ほん怖』も、一度も見たことがないんですよ、稲垣吾郎がやってる番組なのに（笑）」と正直に告白したのち、「そんな、一度も見たことがないことを公言している香取慎吾に、よくぞオファーをしてくれたなと、びっくりしています（笑）。でも、25周年という記念すべき回ですから、見たことのない香取慎吾をお見せできるように頑張ります」と驚きながらも、新たな側面を見せたいと意気込む。その後、「…あ、遅ればせながら『ほん怖』25周年、おめでとうございます（笑）！」とお祝いのメッセージを寄せた。 　そして、演じる内容について「結構分かるというか、共感できる部分はありますね。僕も割と“視える”方なので…。いや、視えるとまではいかないけど、そういう霊的な体験も、ないわけではないので。でも、だからこそ僕は、怖いのが苦手なんです。だからこそ、『ほん怖』は見たことがないっていう（笑）」と番組を見たことがない理由を語る。 　そして、高校教師を演じることに対しては、「われながら、ちゃんとやっているなと思います（笑）。ちゃんと学校の先生をしている、というか。これまでは、はじけたりとか、はっちゃけたりとか、けっこうキャラクターが先行するようなドラマをたくさんやってきたので、そんな僕からすると、久々のドラマですし、“ちゃんと先生をしている”という感覚なんですよね」と役に向き合っていることを明かす。 　また、「ほん怖」にちなみ、最近体験した“ゾクっとしたエピソード”を聞かれると、「まさに今朝、まったく起きられず、撮影に大遅刻しそうになって、ゾクッとしました（笑）。久しぶりにドラマの現場に来てみて思いましたけど、やっぱり皆さん、すごいですよ。ちゃんと時間通りに現場に集まってね、この猛暑の中、朝から晩まで、いったい何をやってるんだっていう（笑）。…いや、本当にすごいと思います！　僕も頑張ります！」と笑いを交えつつも、スタッフをリスペクトしていた。 　最後に、視聴者に向かって「『ほん怖』という番組は、本当にたくさんの方々に愛されているからこそ、25年にもわたって長く続いているんだと思います」と長寿番組の理由を分析し、続けて「昔からのファンの方も、あと、僕と同じように初めて見るという方も（笑）、この夏はぜひ『ほん怖』を楽しんでいただきたいなと思います。香取慎吾が“視える先生”を演じてます！　吾郎ちゃん、頑張ってるよ（笑）！」とメンバーである稲垣へもコメントを残した。